JO7TCX アマチュア無線局

山歩きと無線運用

葉山(奥ノ院)


 葉山という名の山は、山形県に3つあります(厳密にはもっとあるかもしれません)。今回、登ったのは県のほぼ中央に位置する村山葉山。標高は1462m。麓からは特徴のないピークがいくつも連なって見えます。どこからでも見えるのですが、月山の東隣にあるため、どちらかというと地味な存在です。QTHは村山市

 この山には、「100万ドルのドウダン」というのがあって、6月下旬から7月頃、見事な花を咲かせます。仙台から日帰りできることもあり、春先から初夏にかけて、何度か登ったことがあります。

 今回は、国道458号線の途中にある十部一峠からのコースを往復して、そのまま肘折温泉に一泊の計画で出かけました。このコースは初めて。

 国道458号線というのは、知る人ぞ知る、国内で唯一の未舗装の道で国道ならぬ「酷道」と称されております。寒河江の幸生地区から入り、ぐんぐん高度を稼ぐと、20分ほどで十部一峠。ここから左の林道を下ると永松鉱山跡で立ち入り禁止となっていました。また、途中に、かつて国内有数と言われた幸生銅山の立派な案内板も設置されていました。昨年訪れた大蔵鉱山もこの近くで、まさに、この一帯は鉱物の宝庫だったようです。


かつて賑わいを見せた銅山も昭和36年4月廃坑

林道のような国道458号と登山口分岐点



 さて、十部一峠から100m程下ると、登山口に入る林道に出会い右折。約15分、長い林道(比較的良好)で不安が募りますが、終点に駐車スペースとコース入口の標識があり、ここから細々とした道ながら、ブナ林の中に良く踏まれた登りやすい登山道が続いていました。森林限界を抜けると一気に展望が開け、視界いっぱいに月山・・・と言いたいところですが、あいにく今日は山頂部にガスがかかって見えません。でも、展望と高度感はなかなかのものです。さらに進むと、トンボ沼湿原。ここから山頂の奥ノ院はすぐ。約1時間10分の登山でした。


トンボ沼


 さっそくJ型アンテナを設置。リグはいつものDJ-S57、5W。145MHz。標高がさほど高くないこと、西に400mも高い月山が壁になっていること、山形県自体がまわりをすべて高い山脈で隔てられていること、などから、過大な期待はできません。CQを出してみると、初めに会津若松市の固定局より応答あり。55-57。続いて福島県北塩原村の雄国山移動局。59-41。雄国山の標高は1271m。相手局もハンディ機だったようで、かろうじて交信可能でした。さらに宮城県柴田町モービル局51-41。仙台市青葉区53-55。酒田市ハンディ局59-57。新潟市中央区55-57。新潟市港南区54-57。蔵王朝日連峰を超えて、あるいは月山を回り込んで、なんとか飛んでくれているようです。約1時間の交信を楽みました。


山頂(奥ノ院)にて



 翌日、肘折を後にして、温泉近くの集落をめぐってきました。この辺りは、断崖の険しい地形が多く、どこも狭い土地に田畑を切り開いています。特に四ケ村の棚田は見事なもので、黄金色の稲穂が刈り取りを待っていました。